みなさん、折りたたみスマホって聞いたことありますか?
もしくは、周りの家族や友人で持っている人はいますか?
正直、日本においてスマホといえば、iPhoneが最もメジャーですし、周りに折りたたみスマホを使っている人はほとんどいないと思います。
折りたたみスマホの存在は知ってるけど、高い
と考える人もいれば、
とそもそも存在を知らない人すらいるのではないでしょうか。
こちらのページに訪れた人は、少なくとも折りたたみスマホの存在を知り、興味を持っている方々だと思います。
そこで、今回は、折りたたみスマホの気になるポイントについて、まとめてみましたので、是非ご覧いただけますと幸いです。
- 折りたたみスマホは今後急成長していく
- 普及のポイントは、「価格」と「大手新規参入」
今の折りたたみスマホ市場は?
現状の折りたたみスマホのシェアは、圧倒的にSamsungが販売しているGalaxyです。
Galaxyからは、2種類の折りたたみスマホが出ています。
Galaxy Z Fold3 5G
出典:https://www.galaxymobile.jp/galaxy-z-fold3-5g/
Galaxy Z Flip3 5 G
出典:https://www.galaxymobile.jp/galaxy-z-flip3-5g/
どちらもとってもおしゃれですよね。
折りたたみスマホについては、現状は横型と縦型折りたたみスマホの2種類があります。
残念ながら、日本のメーカーからは、2021年に発売はされていませんが、これらGalaxyの2つのスマホは、海外で発売してから、数ヶ月後日本でも発売されています。
Samsungは、2021年第4四半期において、折りたたみスマホシェア96%(2021年通年87%)と圧倒的なシェアを獲得しています。
今後折りたたみスマホは普及するのか
ガジェットに興味ある人は、当然知っていると思いますが、日本のスマホ市場はAppleのiPhoneが最も普及しており、タイミングにもよりますがおよそ6割程度と言われています。
実は、これだけiPhoneが普及しているのは、日本くらいで、世界的に見るとAndroidが7割程度でiPhoneのシェアは3割程度です。
Androidは非常に安価な端末も多く発売されており、発展途上国において、iPhoneは高価でとても手が出ません。
日本人はとりあえず、スマホを買うならiPhone買っておけば間違いなしって感じで、iPhone以外を使っている人がいたら、珍しいって印象ですよね。
では、折りたたみスマホの足元の成長はどうなのか。
ディスプレイ業界に詳しい調査会社であるDSCCによれば、折りたたみスマホの「出荷」台数が2021年第4四半期は、前年同期比520%増の425万台に達したそうです。
5倍以上ですよ!
さらに、別のアメリカの市場調査会社IDCによれば、「販売」台数は2020年の190万台から2021年には710万台(前年比260%)となっているようです。
同社の予測によれば、2025年の販売台数は約2760万台、市場規模は290億ドル(約3兆3,000億円)に行くのではないかと言われています。
2021年時点では、折りたたみスマホに参入しているメーカーは4社しかいませんが、2022年第1四半期で6社、2022年末には11社まで増加するらしいです!
完全に成長産業ですよね!
なぜ折りたたみスマホは普及していないのか
折りたたみスマホは今後急成長するとお伝えしました。
でも、全体のスマホシェアに占める割合はまだまだで、2021年はわずか0.5%しかありません。
成長すると言っても、2025年で1.7%とわずか100人に1人か2人しか持っていない計算になります。
なぜここまでシェアが低いのか。それは下記2つが理由です
折りたたみスマホの価格が高すぎる
Appleをはじめとする大手メーカーから販売されていない
一つめの価格が高すぎるという点については、Galaxy Z Flip3で約15万円、Galaxy Z Fold3で約24万円とスマホではなく、良いパソコンが買えてしまうくらいの価格です。
Galaxyのモデルは現在3世代目で、前モデルと比較するとおよそ2万円下がっていますが、まだまだ高いです。
二つめは、Apple(iPhone)やGoogle(Pixel)といった人気端末でも販売されていないことから、メーカーを気にするユーザーにとっては選択肢に上がっていないことも要因に挙げられます。
特にAppleユーザーは高いものでも気になったものは購入する傾向になるので、Appleから発売されたら、かなり伸びるのではと思います。
商品はたくさん売れないと価格は下がりません。
今後、市場が成長して、サプライチェーンや価格競争が起きてどんどん下がっていくことを期待したいです。